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おすすめの映画を紹介してみる-4
『善き人のためのソナタ』 2007年
この映画は”信じること”の大切さ、尊さ、そして難しさを考えさせてくれます
舞台は東西冷戦時代の東ドイツ
監視社会の実情が描かれた作品です
人々は疑心暗鬼になり”信じる””信じ合う”ことが難しい状況となり、多くの不幸な出来事がおこりました
”善き人のためのソナタ”
この作品は
このような世情の監視する側・監視される側という二つの視点で構成されています
全てを疑う監視役と全てを信じようとする劇作家・・
この「疑う」と「信じる」の対比が強く心を揺さぶります
疑うことは簡単ですが(威圧・暴力・暴言・ハラスメントも同じでしょうか)
”信じる”ことは・・
大切であるからこそ、それは簡単ではなく意識をして作り上げなくてはならない、守っていかなければいけない
”信じる”ことができる土壌が必要であることを教えてくれます
私たちの仕事も職場もこの”信じる”ことが前提にあるものですから、これからも意識していきたいと思いました
物語の最後・・
ベルリンの壁が崩れ東西ドイツが統合された後、この主人公たちはどうなるのか?
この場面、ぜひ観てもらいたいです!!
”信じる”ということを改めて考えさせてくれる作品でした
”信じる”劇作家に触れることで「疑う」監視役の心の変化、最後まで”信じる”ことを諦めない劇作家の強さに心を動かされます
また昨今の芸術が置かれている問題についても考えることができる作品でした
ぜひ皆さんもご覧になってください!
まごころケアー研究センター高砂訪問看護ステーション
楢崎政也